30代男性におすすめのピーコートについてお伝えします。
30代男性のアウター選びはとても重要。アウターひとつで個人のファッションセンスが顕著に出てしまうのです。
この記事では、30代男性のピーコートの選び方・おすすめのピーコートを15着ご紹介します。
クラシカルな雰囲気のピーコートですが、合わせるアイテム次第で子どもっぽい印象になるので気をつけましょう。
ピーコートの選び方
デザインで選ぶ
ピーコートには主に2種類のデザインがあります。
シングル
最近多徐々に人気がでている、ボタンが一列のタイプのピーコートです。ダブルタイプよりもラフに、カジュアルに着こなせるのがメリットでしょう。
ダブルの方が防寒性は高いですが、日本で着用するとなるとシングルでも十分保温性はあります。自分好みを選びましょう。
ダブル
ダブルの方がピーコートの主流です。防寒性が高く、極寒の地でも耐えしのげるほどの保温性の高さが魅力的。フォーマルなシーンでも使い回せるのが特徴で、汎用性がシングルよりも高いです。
クラシックでモダンなシルエットで、どんな着こなしにもフィットします。
素材で選ぶ
ピーコートの表に使われる主な素材はこちらです。
素材 | 詳細 |
ウール | 保温性の高さはトップレベル |
カシミヤ | 光沢感があり柔らかい |
ナイロン | 摩擦に強く耐久性がある |
レーヨン | 滑らかなドレープ感 |
それぞれ詳しくみていきます。
ウール
保温性の高さが魅力的な生地。秋から冬にかけて大活躍してくれる素材で、アウターの他にもさまざまなアイテムに使用されています。中でも有名なのは、メリノウールとメルトンウール。
メリノウールは最高品質のウールと言われており、普通のウールよりもきめ細やかで柔らかく、白いのが特徴です。
メルトンウールは、普通のウールよりも保温性が高く、フェルトのような感触に近くなります。
カシミヤ
カシミヤアヤギの毛から作られる生地で、柔らかくしなやかであるのが特徴です。ウールよりも光沢感を感じられ、よりきめ細かい繊維でできています。
手触りも良く、ずっと触っていたいほどの上質な生地ですが、デリケートな素材であるのが難点です。自宅の水洗いでは生地が傷んでしまうことが多いので、基本的にはクリーニング店にお任せする必要があります。
毛羽立ちも目立ちやすいので、お手入れの時間を持てない人は少々扱いづらいでしょう。。
ナイロン
繊維同士が密着しているのが特徴です。ウールやカシミヤよりも耐久性があるのが特徴で、長く使いたいアイテムに最適。表面は滑らかで、吸湿性が高いです。
雨の日などでも使えるなど、汎用性が高い素材と言えるでしょう。カビ・虫・油などにも強く、自宅での保存もしやすいです。
難点としては、見た目の高級感がないことが上げられます。どうしても安っぽく見えてしまうので、大人な男性の常用アイテムとして適するアイテムが少ないです。
レーヨン
ゆったりと着心地の良いドレープ感が特徴の生地です。今回紹介した生地の中だと、保湿性はない方で、秋頃の着用にうってつけの生地になります。
カシミヤほど繊細な生地ではありませんが、デリケートであるのが難点でしょう。
洗い方を間違えると、縮んでしまいますので選択の際には細心の注意を払ってください。吸水性が高いので、暑がりの人におすすめの生地です。
丈の長さで選ぶ
丈の長さは主に、3種類に分けられます。
丈の長さ | 数値 |
ショート | 着丈65cm~75cm |
ミドル | 着丈75cm~85cm |
ロング | 着丈85cm程度~ |
詳しくみていきます。
ショート
ショート丈のピーコートは無難に着こなせるのがポイントです。ボトムスは足のラインが出るタイトタイプをチョイスすると、コーディネートはまず失敗しません。
インナーのカラーの彩度だけを変えて、ピーコート・ボトムス・シューズは同系色のカラーを選びましょう。合わせるアイテムによっては子どもらしさがにじみ出てしまいます。
ミドル
ショート丈が足の付け根にくるくらいの長さだとしたら、ミドル丈は太ももくらいの長さです。基本的にどんなファッションにも似合ってくれるので、ファッションも組みやすいです。
ショート丈よりもフォーマルさがでるので、子どもっぽくなることはありません。身長が低めの人だったら、ショート丈と記載されているピーコートでもミドルっぽさを演出できますよ。
ロング
着丈が大体85cmからの、太もも下~膝丈くらいのピーコートを指します。身長が低い日本人男性が身につけると、どうしても「服に着られている感」が出てしまうのが難点です。
着こなしやデザイン、身につけるアイテム次第ではミドル丈よりも「できる大人」を演出できますよ。ボトムはスリムなものを、カラーは落ち着いた色味を選びましょう。
全体のシルエットは「Iライン」のファッションをイメージすると、大人っぽいファッションができます。
30代におすすめのピーコート14選
14位 タリアトーレ・Pコート CHARLIE 35UIC074 B3463
目先の流行に捕われず、デザイナー自身のアーティスティックを前面に押し出したブランド
素材 | ウール90%、カシミヤ10% |
丈の長さ | 83cm~89cm |
ウールとカシミヤの混合素材を使った、保温性抜群のピーコート。カシミヤが10%入っており、ウールのみの素材よりも高級感を感じられます。
ロング丈ですが、ウエストが絞られたスリムなシルエットなので、日本人男性にも良く似合うでしょう。異国の雰囲気が漂う、エレガントな雰囲気のピーコートです。
13位 ファンダメンタル・ SCHOTT PEA COAT fa19aw
身に着けるほど愛着がわくアイテムをコンセプトに、豊かな表情を見せるデザインを展開しています。デニムアイテムが人気。
素材 | ウール80% 、レーヨン20% |
丈の長さ | 73cm~79cm |
ウールの保温性の高さとレーヨンの触り心地の良さが特徴のピーコートです。特徴なボタンのデザインが際立ちます。大人の男性といえども、遊び心も忘れたくない人におすすめになります。
控え目な襟の星模様も魅力。大人らしい落ち着いたトーンの中にも、どこか懐かしさを感じるデザインになります。
12位 バーバリー・WESTLEIGH / 8013338_1
細部にまで拘ったデザインが高級感を演出。生地はもちろん着心地にも手を抜かない高級ブランド
素材 | ウール80% 、ナイロン20% |
丈の長さ | 76~79cm |
ナイロンが使用されており、耐久性も申し分ないピーコートです。丈の長さはミドル丈。どんなファッションにも似合うブラックなので、ピーコートが初めての人にも最適でしょう。
シンプルですが、細部にまで拘ったデザインで大人の男性を演出します。大きめの襟で、顔回りを華やかに。
11位 ビリーリード ・Billy Reid Bond Peacoat
他のアイテムと合わせやすいシルエットが特徴的。繊細な縫い合わせは着心地が良く、着る手の心を惹きます。
素材 | 不明 |
丈の長さ | 不明 |
ブラックよりも軽めな印象のネイビーカラーが特徴的です。タイトすぎず、ゆったりすぎません。日本人男性の体型にフィットしてくれるピーコートになります。
ショート丈のピーコートですので、合わせるアイテムに気をつけましょう。ダブルタイプなので、保温性も抜群。寒がりにもうってつけでしょう。
10位 マッキントッシュ・BROOM GM-1017F
高級コートの代名詞、マッキントッシュ。1823年に創業したイギリス発祥の老舗ブランド
素材 | 90%ウール 、10%カシミア |
丈の長さ | 80cm~84cm |
ウールの中でも保温性が高い、フェルトのような生地感のメルトンウールを使用したピーコートです。カシミアもブレンドしており、より高級感を感じる外観になっています。
ちょっとした光沢感を感じられ、周りとの差別化をはかれること間違いなし。ウェストが少し絞られているので、ファッションのメリハリを簡単につけられます。
9位 グローバーオール・Pコート / ピーコート ( ブラック )
ほどよくフィットするサイズ感が特徴的なブランド。鉄板コーディネートならグローバーオール。
素材 | ウール 75%、ナイロン 25% |
丈の長さ | 77cm~84cm |
ウール素材がメインですが、ナイロンも25%ブレンドされた生地が特徴です。ほどよいナイロンの光沢感は、安っぽさが一切感じません。上品な光沢感は素材の高級さを視覚から訴えます。普段用のピーコートとして使うのはもちろん、ビジネスシーンでも使えるピーコートです。汎用的に使いたい方におすすめ。
8位 カンプリン・78000-SKWメタルボタン
1850年創業、イギリス発祥ブランド。デザインだけではない機能的なアイテムを多数リリースし、着る人を虜にしてきました。
素材 | ウール70%、ナイロン30% |
丈の長さ | 76cm~82cm |
襟元の奥行がしっかりと感じられるピーコートです。タイトでなので、インナーはある程度薄めのアイテムがおすすめ。
厚手のセーターなどを身につけた場合など、ボタンがかけられなくなったときは付属のヒモで固定しましょう。ベージュとブラックのカラーがあります。ナイロンの光沢を感じたい方はブラックを選ぶと良いでしょう。
7位 オーディナリートゥルース ・40’sタイプ 10個ボタン ピーコート
カジュアルかつこだわりが感じられるアイテム多数。大人の男性をメインターゲットとしてブランドを展開しています。
素材 | ヴァージンウール、メルトン |
丈の長さ | 71cm~76cm |
ウールの中でも最高級のウールを使用したピーコートです。保湿性や耐久性は普通のウールに比べて段違いに高いのが特徴。
ヴァージンウールとは、1番最初に取れた羊毛のことをさします。1匹の羊から一生に一度しか取られない貴重な羊毛です。丈はショート~ミドル丈。カッチリとした印象で、フォーマルな場面でも身につけられるピーコートです。
6位 リューグーレザーズ・COT03A レザージャケット
日本だけではなくグローバルに目を向けているブランド。世界中の革好きの心を魅了します。
素材 | ムートン羊毛革 |
丈の長さ | 不明 |
革が使われた珍しいピーコートです。革製品はタイトで融通が利かないイメージがありますが、リューグーの革製品は着心地にも手を抜いていません。
ある程度の空間を確保しつつも、見た目はカッチリとした印象です。見た目は光沢感があり、長く身につけると革製品独特の経年変化を感じられるでしょう。ショート丈のピーコートです。
5位 バズリクソンズ・NAVAL CLOTHING FACTORY
アウターに力を入れています。ブランドの中では、フライトジャケットとフィールドジャケットが特に人気。
素材 | ウール90%、ナイロン10% |
丈の長さ | 72cm~84cm |
ポケットがスマートで、ピーコートのシルエットも非常にシンプルなのが特徴です。ウールとナイロンの混合素材。ウールの配合率が高いので、保温性も抜群になります。
襟元の主張が激しくありません。色々なアイテムに合わせやすいピーコートです。
4位 ショット・ 140 メンズ レザー ダブル ピーコート
ライダースジャケットに定評のあるブランド。機能性の高さ・素材の良さにこだわっています。
素材 | オイルドカウハイドレザー |
丈の長さ | 80cm~85cm |
オイルを贅沢に含ませた「オイルドカウハイドレザー」を素材として作られたピーコート。ピーコートに使われる素材としては珍しいので、他者との差別化が図れるでしょう。
見た目の光沢感がポイントで、これひとつファッションに取り入れるだけで華やかさは桁違い。1つあると困りません。
3位 シーラップ・GENOVA ジェノヴァ ジェノバ
ファッションの聖地ミラノで発祥した高級コートブランド。高級な生地にこだわることはもちろん着心地の良さ・デザイン性もトップレベル
素材 | ウール |
丈の長さ | 89cm~92cm |
高級感あふれる紳士服で有名なシーラップのピーコートです。高級さを感じられる、光沢感と上質な触り心地が特徴になります。腰回りは少し引き締まっており、スタイリッシュでスマートなデザイン。
日本人男性にもフィットしてくれること間違いありません。一枚取り入れるだけで普段のファッションがワンランク上に成長します。
2位 スコッチアンドソーダ・CLASSIC CABAN JACKET 145210 0002 61131 NIGHT
オランダ発祥のカジュアル系アイテムを展開しているブランド。上質で着心地の良いアイテムをたくさんリリースしています。
素材 | ウール50%、ポリエステル50% |
丈の長さ | 70cm~75cm |
カジュアルもフォーマルも1枚で完結してくれるピーコートです。ブラックの中にも光沢を感じる、アダルトなモード感を演出。
襟に刻まれたゴールドのロゴが、高級感を高めます。保温性も抜群なので、寒がりの人にもおすすめです。
1位 フィデリティ・24OZ Pコート ミディアム
アメリカ・ボストン発祥のアパレルブランド。アウターをメインに、メンズ・ウィメンズ供に人気があります。
素材 | ウール70%、ナイロン30% |
丈の長さ | 75cm~83cm |
ミリタリーアイテムの老舗が販売する、実用的なピーコート。昔ながらのデザインを現在に適用させた、スタイリッシュなデザインです。ミドル丈で、どんなファッションにも似合います。
合わせるアイテム次第でカジュアル~フォーマルまでどんな段階のファッションもできるでしょう。腕ラインがスッキリと見えるので、メリハリも抜群。
30代男性におすすめのピーコートコーデ4選
ホワイトタートルネック×ブラックトーンコーデ
アウターとボトムスを同系色でまとめたコーディネート。軽い色でありながらもタートルネックという重めのシルエットのインナーと、比較的彩度が高いシューズを選んでいるのがポイントです。
ブラックトーンのコーディネートの中に数カ所だけ明るい色を取り入れるファッションは、誰でも取り入れやすく試しやすいのが特徴になります。
ブラックコーデ×カーキカラーピーコート
膝丈ピーコートを採用したファッション。先ほど紹介したコーディネートとは反対に、ピーコートのみの色味を変えたコーディネートです。こちらも誰でも取り入れやすいファッションであると言えるでしょう。
トップスはレイヤードで更に深みが出ています。長身の人に似合うファッションですが、細身の人にも似合うでしょう。ボトムスは細身のモノを。
ネイビーピーコートのワントーンカラーコーデ
タートルネックのブラックのトップス、足首が出ないタイプのタイトなボトムスで身長を永く見せています。シューズもボトムスと同系色を使うと、足長効果も出せるのでおすすめです。
アウターは、彩度が少し低いネイビーで、トップス・ボトムスのカラーと喧嘩をしていません。アクセントのカラーがなく、全体的にまとまった印象のコーディネート。
カジュアルな明るめニットコーデ
今まで紹介したコーディネートとは一転して、カジュアルなニュアンスのコーディネートです。襟が大きめのピーコートを使用しています。
トップス・ボトムス・シューズの色味を明るめのベージュで統一し、ネイビーのビーコートで締めているのがポイントです。明るめのファッションに暗めのビーコートを使って、色味にメリハリを付けましょう。
まとめ
ピーコートは丈によって大きく雰囲気が異なります。ロング丈は服に着られるファッションにしてしまいがち。初心者はショート~ミドル丈をチョイスしましょう。