30代男性におすすめのステンカラーコートについてお伝えします。
ゆったりとした着心地が特徴のステンカラーコート。
秋から春にかけてのコーディネートに、オンオフを問わず活躍してくれるアイテムです
しかし一方では、ステンカラーコートは“ダサい”などという声も…。
そう見えてしまうのは、アイテム選びを間違っているからかもしれません。
今回は、ステンカラーコートの選び方のポイントや着こなし、そして30代男性におすすめのアイテムまで、ステンカラーコートについて、徹底的にご紹介していきます!
ステンカラーコート選びのポイント
素材で選ぶ
ステンカラーコートに使われる主な素材は3つです。
素材 | 防寒レベル |
コットン | ◯ |
ウール | ◎ |
ナイロン | △ |
それぞれみていきましょう。
コットン生地
コットン生地のステンカラーコートには取り外し可能なライナー付きタイプが多く、秋~冬~春とロングシーズンに対応できるのが特徴です。
軽やかな見た目で、休日のカジュアルコーデと合わせるにはぴったりの素材です。
冬の場合には、マフラーや手袋などの小物を合わせて、温かみをプラスするのも良いですね。
コットン生地はカジュアル素材との認識が多く持たれていますので、ビジネスコーデに取り入れる場合には、きっちりとした仕立てのものを選んでください。
ウール生地
防寒性の高いウール素材のステンカラーコートは、真冬におすすめです。
ウールならではの風合いと生地の厚みからは重厚感が感じられ、見た目にもあたたかく、落ち着いた印象を演出できます。
しかし、繊維がうろこ状になっているという性質上、どうしても毛玉になりやすいというデメリットもあります。
清潔感を保つためにも、しっかりとブラシなどで手入れをしながら着用をしてください。
ナイロン生地
薄手なタイプが多いナイロン生地のステンカラーコートは、肌寒くなる季節の変わり目に活躍してくれます。
シワが出来にくく軽量のため、持ち歩くのには大変便利で、外回りや出張の多い方にはにおすすめの素材です。
光沢感があり軽やかな印象の一方、他の光沢がある素材と比べるとどうしても安っぽく見えてしまうことがあります。
しかし、最近では製法によって上品な光沢のナイロン生地も増えてきているため、ナイロン製のトレンチコートを購入する場合には生地感をしっかりと確かめてください。
丈の長さで選ぶ
ステンカラーコートは丈の長さで印象がガラリと変わるアイテムです。
具体的には、膝から上下5cmの範囲に収まるようにすると、バランスの取れたすっきりとした印象です。
“着丈90cmの場合”を例とした場合、身長170cmの方は膝丈、身長175cmの方は膝上5cm程度、身長180cm以上の方は膝上5cm以上が目安になります。
もちろん個人の体形やコートの生地感によっても見え方は変わってきますが、この目安を参考に選んでみてくださいね。
ステンカラーコートがダサく見えてしまう原因とは
ダサく見えてしまう原因は主に3つあります。
詳しくみていきましょう。
靴が幼い
ステンカラーコートがダサいと言われてしまう原因の一つには、合わせるアイテムの問題があります。
丈の長いステンカラーコートですと、トップスやボトムスは隠れる面積が大きい分、特に靴に目が行きます。
ステンカラーコートにカジュアルスニーカーを合わせた場合、どのような印象になるでしょう?
スニーカーのカジュアル感がドレッシーなイメージのステンカラーコートとミスマッチで、子供っぽい印象となってしまいます。
ステンカラーコートには、革靴やレザースニーカーを合わせるとコートとのバランスが取れ、こなれた大人の印象になりますよ。
柄が強調しすぎ
着丈の長いステンカラーコートは、体の大部分を覆ってしまうアイテムです。
そこに強い柄物のアイテムを持ってきてしまうとコーディネートの幅も狭まり、全体のバランスを取るのも非常に難しくなります。
柄ばかりが浮いて見えてしまう、なんてことは避けたいですよね。
たとえ、グレーなどの落ち着いた色味を選んでも、組み合わせるアイテムによっては渋さだけが際立ち、トレンド感のない着こなしになってしまうことも…。
30代のあなたは、長く愛用できるようなベーシックなデザインのものを選びましょう。
丈が合っていない
先程もご紹介した通り、チェスターコートの着丈は、着用した状態で膝くらいの長さのモデルを選ぶのがベストです。
短すぎる場合にはトレンド感が薄れなんだか“ダサい”印象に…、長すぎる場合には着こなしの難易度が高くなり、バランスが悪くなる…、という問題が発生します。
やはり、日常使いしたい場合には、膝から上下5cmの範囲に収まるような丈を選ぶことをおすすめします。
30代におすすめのステンカラーコート15選
15位 ルイジビアンキマントヴァ・ヘリンボーン柄 ウール ステンカラーコート
ルイジビアンキマントヴァは、イタリアのテイラードファクトリー 「LUBIAM社」が手掛ける、エレガンスラインです。
素材 | ウール85%カシミヤ15% |
丈 | 短め |
伝統的なイタリアの染色技術や製品洗い技術が使われた、ウール・カシミヤ混紡素材のステンカラーコートです。
上質のウール・カシミヤ混紡素材が使用され、コシがありながらも、しっとりとした肌触りで着心地は抜群です。
ウエスト部分に緩やかなシェイプがかかっているため、遠目で見た時のシルエットも美しく作られています。
14位 エルメネジルドゼニア・カシミヤ 100% バルカラーコート
スーツを中心に、ジャケットやシャツ、ベルト、シューズ、バッグなどのレザー製品も手がける、イタリアの高級ファッションブランドです。
素材 | カシミヤ100% |
丈 | 普通 |
最高級カシミヤを100%使用した、スタイリッシュな印象のステンカラーコートです。
スマートな見た目ですが、内側には中綿入りのキルトライニングが使われ、カシミヤとの相乗効果によりしっかりとした保温性を持ち合わせています。
スーツスタイルにはもちろん、休日のドレスカジュアルなスタイルにも対応できる、便利な一着です。
13位 レミレリーフ・高密度 ナイロン ダウン コート / ステンカラー
レミリーフは、2008年にスタートした日本のファッションブランドです。
ヨーロッパからみた視点のアメカジという、新しいスタイルを提案しています。
素材 | ポリエステル75%ナイロン25% |
丈 | 長め |
中綿ダウンの保温性・防風性に優れた、冬におすすめのステンカラーコートです。
ダウンではありますが、こだわりのボリュームコントロールにより、着ぶくれ感のないきれいなシルエットを実現しています。
程よくハリのある上品な生地とシンプルに仕上げられたデザインの、オンオフともに使える上品な印象の一着です。
12位 シーラップ ステンカラー スプリングコート
高品質で技術力の高いレインウエアが人気のシーラップ。
レインウエアとアウターウエアの専業ブランドとして、ラグジュアリーブランドやデザイナーブランドのための商品製造も並行して行っています。
素材 | コットン64%ポリアミド36% |
丈 | 短め |
コットン+ポリアミド製の、若干のはっ水性を持たせたステンカラーコートです。
春先はもちろん、肌寒くなってきた秋口にも活躍してくれるアイテムです。
襟裏にはステッチが施され、自然に襟を立てられるような工夫がされています。
機能面だけでなく、襟を立てた時にだけ見えるよう、襟裏にブランドロゴが施されているなど、イタリアのブランドらしい遊び心も忘れていません。
11位 バラクータ・G-10 トレンチコート
1937年にイギリスで創業したバラクータ。
短丈が特徴のスイングトップは、ブランドを象徴する逸品です。
素材 | コットン50%ポリエステル50% |
丈 | 普通 |
ハリ感があり、はっ水性にも優れた高密度のコットンポリエステル素材のステンカラーコートです。
優しい風合いが魅力のコットン生地ですが、それだけですとシワやカジュアル感が強すぎるなどの問題も発生します。
ポリエステルが混紡されることにより弾力性が増し、さらに光沢もプラスされるため、ビジネスの場にも適したアイテムとなっています。
ブランドを象徴するディティールが各所に配されている他、裏地の一部には伝統のフレーザータータン柄が使用されるなど、カジュアルにもフォーマルにも着回すことのできる一着です。
10位 カベル・ステンカラーコート
2018年に、スタートした日本発のブランドです。
ドレスやカジュアルの垣根を超えた、オリジナリティのあふれるデザインのアイテムが魅力です。
素材 | ナイロン100% |
丈 | 長め |
コーデュロイ素材のカラーが目を引く、ステンカラーコートです。
下に流れに落ちるようなストンとしたフォルムですが、ゆったりとした作りなので、インナーを着込む余裕がたっぷりとあり、ロングシーズン活躍してくれます。
2色の糸で織り込まれたしなやかな生地と、Aラインのドレープが美しい、トラディショナルな雰囲気をもつ一着です。
9位 ジェイプレス・高密度コットンギャバジン ステンカラー
ジェイプレスは、紳士服を中心とするアパレルブランドです。
伝統と歴史をふまえつつも、時代に応じた感性を取り入れたアイテムを生み出し続けています。
素材 | コットン |
丈 | 短め |
防風性と、ハリとコシのあるしっかりとした素材感が特徴の「ギャバジン織」の生地が使用されたステンカラーコートです。
裏地の中綿には保温性に優れた「サーモライト」が使用されているため、寒い冬でも安心です。
全体にクロスチェックの柄が施されていますので、見た目にも温かみがあり、秋冬のコーディネートで活躍してくれること間違いなしの一着です。
8位 ヒューゴボス・メンズステンカラーコート
1923年創業のヒューゴボス。
男性的な強さやハングリー精神を感じさせる、アグレッシブなデザインのアイテムが人気です。
素材 | コットン91%ナイロン8% |
丈 | 普通 |
非常にシンプルなデザインのステンカラーコートです。
落ち着いたブラックの色のステンカラーコートは、カジュアルコーデだけでなくキレイ目のパンツと合わせればビジネスシーンでも活躍してくれる、万能アイテムです。
フロントはスナップボタンとジッパーで着脱可能と、しっかりとした機能性も兼ね備えた一着です。
7位 フォックスアンブレラズ ・ステンカラーコート
世界で最も有名な傘のブランドと言っても過言ではないフォックス・アンブレラズ。
ブランドを代表する細身傘に加え、コートやシューズをなど、多彩なレインアイテムを展開しています。
素材 | コットン100% |
丈 | 普通 |
ブリティッシュ・ミラレーン社製のはっ水加工が施されたコットンをぜいたくに使用したステンカラーコートです。
3シーズン対応、さらにレインコートとしても着用が可能なモデルです。
裏生地はありませんが、着脱が可能な中綿キルティングのライニング付きですので、気温に合わせた着用ができます。
6位 ロロピアーナ・ステンカラーコート
1936年にイタリアで創業されたロロ・ピアーナ。
最高級カシミアと最高級ウールを取り扱う服地メーカーとして有名ですが、1980年代には自社ブランドを立ち上げ、アパレルの分野でも頭角を表しています。
素材 | ウール100% |
丈 | 短め |
自社製の最高級ウールを使用したステンカラーコートです。
ロロピアーナ社製のウール生地は、耐久性と防シワ性が高く、とても滑らかで最高の着心地です。
腕に付けられたブランドロゴの刺しゅうが、ラグジュアリーさをさらにプラスします。
シンプルなデザインのビジネス・プライベートどちらにも対応な一着です。
5位 ストーンアイランド ナイロン ステンカラーコート
ストーンアイランドは、1982年に創業されたアパレルブランドです。
最近では、人気ブランド・Suprem(シュプリーム)とコラボレーションするなど、ストリートウエアの部門にも進出しています。
素材 | ポリエステル52%, ナイロン48% |
丈 | 短め |
「マイクロレップス」と呼ばれるナイロンとポリエステルの糸を高密度に平織した生地を使ったステンカラーコートです。
前立てを二重にしたダブルクロージャーが採用されていますので、雨風にも対応しています。
フードも付いていますが、不要な際には襟元に収納できますので、上品にもカジュアルにも着こなすことができる一着です。
4位 ヘルノ・Laminarステンカラーコート
ヘルノは1949年、イタリアで創業されたファッションブランドです。
アウターを中心に、カシミアやビキューナなどの高級素材を使用した気品のあるアイテムが人気です。
素材 | ポリエステル100% |
丈 | 短め |
Laminar(ラミナー)は、ヘルノの中でも機能的かつスポーティなシリーズです。
防風・防水・透湿機能を持ち、過酷な状況下でも絶大なる安心感のあるGORE-TEX素材が使用され、雨の日や寒い冬の寒い日の着用も可能です。
すっきりとしたフォルムに機能性が凝縮された、さまざまな場面で活躍してくれる一着です。
3位 アクアスキュータム・ウール100% チェックライナー付き シングル ステンカラーコート
ラテン語の“aqua水”と“scutum盾”を組み合わせた“Aquascutum”をブランド名とし、防水コートで世界的な評価を受けるアクアスキュータム。
ラインウエアだけでなく、ブリティッシュスタイルのアパレルアイテムも数多く取りそろえています。
素材 | ウール100% |
丈 | 普通 |
ウール100%、比翼タイプのスッキリとしたフロントが特徴のステンカラーコートです。
シンプルなデザインですので、シックなスタイルとの相性も良く、トレンドに左右されず長く愛用できますよ。
取り外しが可能な裏地にはクラシカルな柄がプリントされていて、コートを脱ぐ時にも隙を見せません。
2位 レインメーカー バルカラーコート
レインメーカーは、2013年に誕生した京都を拠点とするファッションブランドです。
日本ならではのデザイン、日本だからこそできる加工や織物の技術を使い、海外では実現できない洋服を生み出しています。
素材 | リネン53%コットン27% |
丈 | 長め |
コットンリネン素材で作られた、清涼感のあるステンカラーコートです。
軽やかな印象ですが、見た目以上にハリ感があり、そのハリにより存在感のあるドレープを作り出します。
長めの丈なのでスタイリングが少し難しいかもしれませんが、コート自体が軽やかな印象ですので、取り入れやすいアイテムなのではないかと思います。
さらっと羽織って、こなれ感を演出してください。
1位 グレンフェル・グレンフェルクロス総裏ステンカラーコート
グレンフェルは1890年創業のイギリスのの伝統を継承する、コートメーカーです。
防寒・防水・耐久性が高く、それでいて通気性に優れたアイテムは、エベレスト登頂や太平洋横断、そしてオリンピックなどの歴史的なシーンで活躍をしています。
素材 | コットン100% |
丈 | 普通 |
高密度におられた「グレンフェルクロス」を使用した、軽量さと耐久性が魅力的な一着です。
台襟が高めつくられているので、首元の防風性にも優れた仕様です。
また、裏地全体にアセテート素材が使われているため服同士の摩擦が減り、着脱の際のストレスも軽減されます。
デザインと機能のバランスの良い、カジュアルからビジネスまで幅広く着用できる一着です。
30代におすすめのステンカラーコートコーデ4選
正統派コーデ
ベージュのステンカラーコートに、ダークグレーのタートルネック、黒のパンツを合わせた、正統派のきれい目コーデです。
オンオフで使えるベージュのシンプルなステンカラーコートは、汎用性が高くロングシーズン着用できるので、一着は持っておきたいアイテムです。
オールブラックコーデ
ステンカラーコートはもちろん、インナーやボトムス、小物まで黒でまとめたコーディネートです。
オールブラックコーデは簡単そうに見えて、抑揚が付けづらく一本調子になりやすいので、意外にハードルの高いコーディネートです。
こちらのように、上半身にはステンカラーコートでボリューム感を、ボトムスはタイトに、そして小物類でスパイスを、とメリハリをつければ、程よいモード感のあるシックな着こなしとなります。
差し色コーデ
キャメルのステンカラーコートに、インナーで差し色を取り入れたコーディネートです。
インナー以外の色味でおさえることで赤色が映え、さらに革靴にコートと同じ色味を取り入れることでバランスの取れたスタイルになっています。
インナーに華やかな色を取り入れるのには抵抗のあるという方は、マフラーなどの小物で色味を足しても良いですね。
カジュアルコーデ
ミックスグレーのステンカラーコートに、ジップアップパーカー、ジーンズを合わせたカジュアルなコーディネートです。
ステンカラーのクラシックな雰囲気と、カジュアルなアイテムの組み合わせは、大人の余裕を感じさせる着こなしです。
あえてソックスをはかずに足首を見せているところにもこなれ感を感じますね。
まとめ
以上が、「30代男性におすすめのステンカラーコート15選!素材からこだわったアイテムをご紹介!」でした。
選ぶモデルや合わせるアイテムによって、秋から冬にかけて使える万能なアイテムであるということがお分かりいただけだでしょうか?
あなたもステンカラーコートをうまく着こなして、大人のおしゃれを楽しんでくださいね!